桜門技術士会設立20周年記念誌 目次
祝 辞
桜門技術士会20周年記念誌の刊行によせて桜門技術士会会長山口豊
桜門技術士会設立20周年を祝して日本大学総長大塚吉兵衛
桜門技術士会設立20周年をお祝いして理工学部長滝戸俊夫
桜門技術士会設立20周年記念に寄せて生産工学部長松井勇
桜門技術士会設立20周年を祝して工学部長出村克宣
薬学部の生い立ち薬学部長草間貞
桜門技術士会設立20周年を祝して日本技術士会会長内村好
桜門技術士会設立20周年を祝して桜門工業クラブ理事長大内達史
桜門技術士会設立20周年を迎えて桜門技術士会相談役清野茂次
桜門技術士会各部会長挨拶
桜門技術士会設立20周年記念を迎えて桜門技術士会副会長・総務部会長  廣谷 彰彦
桜門技術士会設立20周年記念を迎えて桜門技術士会副会長・広報部会長  坂本恵一
桜門技術士会設立20周年によせて桜門技術士会副会長・業務部会長  須山 冨直
温故知新、設立20周年に想う桜門技術士会副会長・企画部会長  須藤 誠
桜門技術士会 ビジネスフォーラム・アーカイブス
【利用上のご注意】
●ビジネスフォーラムの各資料の著作権は、それぞれの作成者に帰属しますので、本記念誌の閲覧目的以外に利用することはお控えください。よろしくお願いいたします。
●他の目的での利用を希望される場合は、資料作成者へ直接お問い合わせください。
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2008年10月20日パネルディスカッション 「低炭素社会構築への技術課題」
~待ったなしの地球温暖化問題の徹底討論~
(独)国立環境研究所地球環境研究センター副センター長の野尻 幸宏氏により、地球環境問題に関する基本的な取組みに関する基調講演願うことを始めとして、4分野:運輸部門、環境部門、建築部門及び土木部門のパネリストによる話題提供を受けて討論会を行いました。
= 共催 =
 大学技術士会連絡協議会、桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 1号館122教室
= 講師 =
 野尻 幸宏 先生 (独)国立環境研究所地球環境研究センター副センター長
= コーディネーター =
 山口 豊  (技術士:建設部門、桜門技術士会)
= パネリスト =
   運輸部門:町田茂一 技術士(建設部門)
        (株)レールウエイエンジニアリング総括部長
   環境部門:橋場常雄 技術士(環境、総合技術監理)
        (株)環境管理センター取締役
   建築部門:大内達史 一級建築士
        (株)協立建築設計事務所社長
   土木部門:須藤誠 
         日本大学教授 工学博士 技術士(建設、総合技術監理)
【資料】
地球温暖化の科学と脱温暖化(野尻先生)8ページ[pdf]
土木分野のCO2削減(山口会長)7ページ[pdf]
建築分野の取り組み(大内理事長)4ページ[pdf]
低炭素化社会(須藤先生)33ページ[pdf]
運輸部門の現状と取り組み(町田氏)16ページ[pdf]
低炭素社会構築への幾つかの課題(橋場氏)15ページ[pdf]

2009年04月23日講演 「国土基盤を取り巻く最近の課題について」
我が国においては公共事業の削減が続くなか、世界規模の経済不況がサブプライムローン問題に端を発しもたらされています。自動車、建設関連産業等の基幹産業への影響が一段と厳しさを増し、一方では、地球環境問題への取り組みは待ったなしの状況にあります。地球温暖化に伴う大水害の発生がニュースに良く出てきます。また、年々、発生確率が高まる首都直下地震、東海・東南海・南海地震の巨大地震災害への対応が切迫しています。他方では、インフラ施設の老朽化が進んでおり、維持更新問題があります。これらの対応に向けてどのような対応が必要になるのでしょうか? 建設分野の状況を例に、「国土基盤を取り巻く最近の課題について」をテーマにを企画し開催致しました。
= 共催 =
 大学技術士会連絡協議会、桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  廣谷 彰彦 (桜門技術士会副会長)
【氏の略歴】
日本大学理工学部土木工学科卒
社団法人 建設コンサルタンツ協会会長
日本コンサルティング・エンジニア協会会長
社団法人 オリエンタルコンサルタンツ代表取締役社長
【資料】
国土基盤を取り巻く最近の課題について(廣谷副会長)83ページ[pdf]

2009年06月13日
講演 「舟運と都市の係わり方」
講演 「日本のものづくりと技能オリンピック」
昨年11月に発足しました大学技術士会連絡協議会において、初の合同講演会を企画致しました。
= 共催 =
 大学技術士会連絡協議会、桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
 「舟運と都市の係わり方」
      講師 三浦 裕二 先生:日本大学 理工学部交通工学科 名誉教授
 「日本のものづくりと技能オリンピック」
      講師 西澤 紘一 先生:技術士(応用理学)、諏訪東京理科大学 客員教授
【資料】
運河再考サマリー/都市と舟運(三浦先生)65ページ[pdf]
日本ものづくり技能五輪(西澤先生)79ページ[pdf]

2009年09月15日講演 「 大災害に我々は、どう対応すればよいか?-最近の防災課題への対応を考える-」
9月の「防災の日」に因み、防災をテーマとしたフォーラムを企画開催致しました。
今年は地球温暖化が影響しているかのように猛烈な集中豪雨による洪水、土砂災害や突然の竜巻被害により、社会の安全・安心が脅かされています。また、地球温暖化との関係が不明でありますが、新型インフルエンザが猛威を振るい来て、尚この秋以降の大流行が懸念されるところです。
我々は阪神・淡路大震災に遭い、この多大なる苦汁を教訓として、以降、防災への自助並びに共助の重要性を学びました。そして、今、我々は自主的な対応という問題に直面するようになりました。安全・安心社会の実現に向け、我々はどのようにして大災害に対応すべきなのでしょうか。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  山口 豊 (桜門技術士会会長)
【氏の略歴】
日本大学理工学部交通工学科卒
社団法人 日本技術士会防災支援委員会副委員長
1994年ノースリッジ地震など米国防災対応視察
阪神・淡路大震災以降、日本技術士会防災委員会活動
新潟県中越地震日本技術士会調査団長
震災対策展コーディネータ、災害復興まちづくり支援、マンション防災問題、事業継続推進等に関わる。
【資料】
「大災害に我々は、どう対応すればよいか?」(山口会長)56ページ[pdf]

2009年11月06日講演 「 淡水資源の水質保全の現状と対策 」
湾内水域や湖沼・貯水池における水質汚濁に関する主要な脅威は、生活排水の放流による栄養塩類の流入、堆積物の蓄積,毒性物質の流入及び生物の生息環境の減少、そして過剰な漁獲等です。また、水域の水質汚濁の主因は生活排水の流入であって、経年の水質汚濁の進行とともに生物の多様性の破壊が観察されています。この様にして起きている湖沼や貯水池における富栄養化の現状はとても深刻な問題なのです。
富栄養化とは、生活排水や産業農業廃水そして自然水に含まれる有機物・窒素・リン等の水質汚濁成分が湖沼や貯水池に流入し、植物プランクトンが増殖しやすい水質環境に陥った状態を示すものです。富栄養化は水資源の利用を妨げ、アオコや藻類の細胞死により湖沼や貯水池では堆積物が底泥とし蓄積しゆくものです。この様にして富栄養化する湖沼や貯水池での問題点は、飲料水の水源水としての利用価値が消失しゆくことでもあり、こうした藻類を含有する水源水の取水利用は、浄水場において砂ろ過障害をもたらします。一方では、富栄養化湖沼の水質改善対策の効果的手法としてある新鮮な淡水を注入する方法は弊害ももたらします。ゆえに、水道用水源水の水質保全対策は時の要求であり、堆積底泥の処理処分や不活性化は重要課題となります。このようなことから、自然環境における浄化メカニズムの積極的応用は必須となり、適切な有効利用方法の確立が肝要となるのです。そこで、藻類とりわけ有毒藍藻類の増殖抑制対策に関して、技術的かつ経済的、そして環境に配す有効方法が以前から求められているのです。
本講演は、最近の研究室の研究成果から『落葉広葉樹の枯葉から可溶化した抽出液に含まれる縮合型タンニン成分が有毒藍藻:Microcystis aeruginosaの増殖を効果的に抑制する機能検討について』についてテーマ抽出し企画致しました。
本講演講師には、本校理工学部土木工学科長であり、土木水圏環境システム研究室で研究される 松島 眸 教授をお招きしました。松島先生は、衛生工学、環境工学のうち、近年特に生科学に係わる研究に励まれ、国際的に幅広く意欲的に活躍されておられます。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  松島 眸 先生
  日本大学 理工学部土木工学科 教授・博士(工学)
【氏の略歴】
イリノイ大学大学院 工学研究科 環境工学 1976 修了 国外 米国 博士(工学) 日本大学
日本大学助手 1976/04 - 1979/03
日本大学専任講師 1979/04 - 1998/03
日本大学助教授 1998/04 - 2002/03
日本大学教授 2002/04 - 現在
【資料】
湖沼の水質保全:現状と対策(特論Ⅲ)(松島先生)156ページ[pdf]

2010年02月03日講演 「わが国の放射性廃棄物処分の概要およびそれに係わる近況」
現在の我が国の原子力発電の様は、商業用原子炉53基が(設備容量約4,800万kWe)稼働中であって、総発電電力量の約30%を占める重要なエネルギー源ファクターとなっています。また、CO2排出量の少ない原子力発電は、低酸素社会の実現に向けた施設利用率の向上及び新増設の着実な推進が期待さるところでもあります。(講演当時記載事実)
一方、原子力関係施設から生づる放射性廃棄物 ; 原子力発電所の運転・検査などに伴い発生する「低レベル放射性廃棄物」、並びに使用済燃料の再処理に伴って再利用できないで残る放射能レベルの高い「高レベル放射性廃棄物」は、その量を年々増加させる状況下にあります。そこで現在、日本原燃㈱は、青森県六ヶ所村において「低レベル放射性廃棄物」を埋設処分しつつ、他方では、再処理委託先のイギリスとフランスから返還される「高レベル放射性廃棄物」を冷却のため貯蔵中(最終処分地が完成後に移設予定)です。
しかしながら、今後、準備中の日本原燃再処理工場の本格稼動によって「高レベル放射性廃棄物」及び「比較的放射能レベルの高い低レベル放射性廃棄物」の発生があるとともに、稼働中の原子力発電所の約30%近くが30数年経過するものであり、経済性低下や寿命到来などの理由から、近い将来、運転を終了し解体・撤去されることによって低レベル放射性廃棄物(一部比較的放射能レベルの高い低レベル放射性廃棄物を含む)を発生することになります。
そこで、原子力環境整備機構(NUMO)は、「高レベル放射性廃棄物」について「地層処分」の地点選定から成立性に関して検討し、日本原燃は「比較的放射能レベル低レベル放射性廃棄物」について、六ケ所村の埋設処分地としての成立性に関し検討しています。また、両者ともに政府は、各々の実施主体が行う事業許可・認可関係ための安全規制(指針・基準類)を策定・整備を進めています。
このようにしてある放射性廃棄物に関する事業は、処分施設の計画・立地・設計・安全評価・建設技術、及び原子力施設の解体・撤去技術など、原子力分野から建設分野に至る幅広い技術から成り立っています。地球規模で云うに及ばず、わが国において、現在及び、これから先にある未来に向け、今まで以上に多く様々な分野の技術者の参加を求めています。
本講演は、この様にして図られ有り遂行されている「わが国の放射性廃棄物処分の概要およびそれに係わる近況」をテーマとして企画して開催致しました。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  藤谷 昌弘 (桜門技術士会会員)
  [専門分野] 基礎地盤に関する調査および評価
  [勤務先]  独立行政法人 原子力安全基盤機構 廃棄物燃料輸送安全部 廃棄物処分グループ
【資料】
わが国の放射性廃棄物処分の現状(藤谷氏)59ページ[pdf]

2010年05月28日講演 「アルジェリア東西高速道路建設プロジェクト-海外・超大型突貫工事の課題」
海外赴任暦26年をもたれ石田理事の貴重で豊富な経験段を基とし、建設プロジェクトにおける海外・超大型突貫工事をテーマとして企画し開催致しました。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
    石田 稔  (桜門技術士会 理事)
    [専門分野]  基礎地盤に関する調査および評価
    [勤務先]   鹿島建設㈱ 海外支店
【氏の略歴】
1969年  鹿島建設㈱入社
1974年 イランIJPC石油化学プロジェクト工事
1980年 シンガポール高架橋プロジェクト工事
1983年 マレーシア防波堤工事
1988年 インドネシア営業所工事
1990年 インドネシア・メラクプロジェクト工事
1994年 国際事業本部土木部担当部長
1998年 タイ・バンコク地下鉄車両基地工事
    タイ営業所長
2003年 海外事業本部営業統括部長
2005年 海外支店・支店次長・営業統括部長
2006年 執行役員
    アルジェリア東西高速道路工事総合所長
2010年 特別参与
【資料】
「海外・超大型突貫工事の課題」(石田氏)91ページ[pdf]

2010年09月29日講演 「サスティナブル コミュニティー」
" A way of Life " とは様々な暮らし方をいい、諸国のそれぞれにあるトポス(場)を見ることによって感じ取ることができるものです。本講では、この事に関して具体的な事例を紹介願いながら、その感性を参加者と討論致しました。
= トポスとその感性のヒント集 =
1.人間の生態面から鑑み、まちの中にある人の集まる場所を考える
   モロッコに見るヒューマンスケール、暮らしと都市化の動きのスピードと豊かさ
2.“心の原風景:アーバン・ビレッジ”を再創生する
  ・誰が、まちを育てるのか? 何故、人が来るのか
3.カリフォルニアの2つの水路の意味すること
  ・気づき、“みなの創り出す新しい関係性”、人工物に与える命とは?
4.ヨーロッパのまちかどから
  ・ホスピタルティ、コミュニティ、多様な生活、豊かな生活とは
5.気づき、(原風景)が創る
  ・青森県むつ市大畑町の公共と住民の挑戦、何故、人がわざわざ下北の外れに来るのか
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  川村健一 先生
広島経済大学教授、堀越学園創造学園大学客員教授
NPO法人サステイナブルコミュニティ研究所所長
中国地方総合研究センター客員研究員
NPO法人信州まちづくり研究会副理事長
NPO法人美し国づくり協会理事
米国TWINSUN社 取締役、ASJ社 取締役
株式会社リボミック 取締役
株式会社 NIKロジスティックス 代表取締役
長野県公共工事入札等検討委員会委員、長野県小布施町等
まちづくりアドバイザーなど
【氏の略歴】
1973年 京都大学 工学部 卒業、(株)フジタに勤務
1991年 米国フジタリサーチ設立、CEO就任
1999年 本社 エンジニアリング事業部長兼米国フジタリサーチ社長
2005年 ホスフェクス(株)代表取締役 社長
2006年 広島経済大学経済学部 教授
【資料】
講演 「サスティナブル コミュニティー」資料3ページ[pdf]

2010年11月29日講演 「核廃棄物の超深海溝への貯蔵・保管」
以前に、「我が国の放射性廃棄物処分の概要及びそれに係わる近況」をテーマとして藤谷会員による核廃棄物処理現状に関する講演を開催致しました。この際、活発な質疑応答が行われとことから、本講演では、同様にして「我が国の放射性廃棄物処分に係わる思考・思索」をテーマとしながら、古川会員が独自研究されておられる「核廃棄物の超深海溝への貯蔵・保管」について講演を願いました。古川氏は、核廃棄物の増加に対応・善処できる提案として、核廃棄物の処理・保管に関する現状の問題点及び一解決手法と出来る超深海溝利用を独自に長年研究してこられておりますが、この一部について時間に許す限り講演を願いました。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
  古川 典保 (桜門技術士会会員)
  [勤務先]   EIS技研 代表
【資料】
「核廃棄物の超深海溝への貯蔵・保管」(古川氏)60ページ[pdf]

2011年02月22日講演 「最近の都市づくりの動向」(※ 資料は非掲載)
「都市間競争」が現実のものとなった最近の都市づくりについて紹介願いながら、現在の我が国における都市づくりについて討論できるフォーラムを開催致しました。特に、首都圏を中心とし国際競争力を培いゆく取組み方、或は低炭素社会を構築を目指す取組み方等の今構想されゆく具体的プロジェクトを選択頂き題材と致しました。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 講師 =
 岸井 隆幸 先生
 日本大学 理工学部土木工学科 教授・博士(工学)
【氏の略歴】
1975年 東京大学工学部都市工学科卒業
1977年 東京大学大学院修士課程(都市工学専攻)修了
1977年 建設省入省
日本住宅公団
建設省関東地方建設局道路部道路計画第二課調査係長
石川県都市計画課課長補佐、埼玉県越谷市都市施設部長
建設省都市局都市計画課課長補佐、同区画整理課課長補佐
国鉄道清算事業団総括補佐等
1992年 建設省退職
日本大学理工学部土木工学科専任講師
1995年 日本大学理工学部助教授
1977年 日本大学理工学部教授
現在に至る。
【その他の活動歴】
(社)日本都市計画学会会長
(社)土木学会(地下空間研究委員会委員長)
内閣府中央防災会議専門委員
環境省中央環境審議会臨時委員、東京都景観審議会会長など

2011年05月24日アニメーション 「”パッテンライ・南の島の水ものがたり”」
八田與一は、石川県河北郡花園村(現金沢市今町)の出身であり、明治43年(1910年)に東京帝国大学工学部土木科を卒業後、台湾総督府内務局土木課の技手として就職した生粋の土木技術者です。当時の日本統治時代の台湾は、伝染病予防対策:特にマラリヤについて腐心した時代背景があります。
当初、八田氏は、この様な台湾において衛生事業に従事し、嘉義市・台南市・高雄市等の各都市の上下水道整備担当し、その後、発電・灌漑事業部門に移行従事して、農業水利事業に関し大きく貢献するようになったのでした。台湾における当時のインフラは整備の真っ直中にあって、水利技術者の腕を存分に振わせられるところでもありました。例えば、八田氏は当時施工中であった桃園大の水利工事について総責任者に28歳で就任して、見事に工事竣工させてみせて技術者としての高い評価を得ています。一方では、八田氏は台湾南部の嘉南平野灌漑事業の現地踏査・調査を図って、15万haの巨大田畑の恒久的旱魃危険現状を把握をし思考打破しています。民政長官下村海南の一任の下、烏山頭ダム(満水面積1000ha、有効貯水量1億5,000万m3)の建設計画を台湾政府へ上申提案して国会審議許諾を受けてみせたのです。この灌漑事業計画は、官田渓水を堰き止め建設隧道へ導水して、ダム貯水を図ろうとするものであって、受益者が官田渓??組合(後の嘉南大?組合)を結成して施行するものであり、総工費の1/2を政府が賄うものでした。八田氏は、この事業執行に当たり職位(国家公務員)を捨てて、同組合付技師となって、大正9年(1920年)から10年間(昭和5年まで)の起工~しゅん工の全工程の工事指揮を担いました。
八田氏は、この巨大灌漑事業完了後に台湾総督府に復帰して勅任技師となって、台湾国の産業計画策定等に従事しますが、WWⅡ最中の昭和17年(1942年)に五島列島付近を航行中船上にて不測の戦死を遂げています。八田氏は、この様にして生涯を全うして、我が国と台湾国において今直、顕彰される偉業の数々を成し遂げた生粋の土木技術者でありますが、この偉人背景には、彼の冴え渡りエンジニアリングする様以上に、台湾土木作業員の労働環境の適切化に尽力する様、危険を顧みず現場を陣頭指揮する様、或いは事故慰霊事業等における別け隔てない人と接す様等から覗える人柄であったところによるものが大きいと言われている。
本編は、上述した日本統治時代の台湾における土木技師:八田田與一の生き様について、彼の業績と台湾地元民との交流する様を交えて描いたものです。旧文部省が支援し、八田氏の故郷である石川県金沢市に本社を置く北國新聞社が創刊115周年を記念し出資して、虫プロダクション㈱が製作したものです。

※「パッテンライ(八田來)」とは台湾語ですが、「八田がやって来た!!」を意味するものです。この言葉の真意は、恐らく、台湾国を統治していた日本国より赴任してきた八田氏について、台湾人民は当初、敵意を覚えながらも、やがて、彼に接するうちに尊敬し喜びをも招きくようになっていった様子について表そうとしたものなのででしょう。(「パッテンライ・ア」として終助詞:ア(ah)を入れるほうが正しいとされます。)
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= 作品紹介 =
   製作 「パッテンライ!!」製作委員会、(北國新聞社・虫プロダクション(株))
   支援  旧文部省(現文部科学省)
   製作者 飛田秀一、伊藤叡(虫プロダクション(株))
   監督   石黒昇
   プロデューサー 森井俊行
   脚本   田部俊行
   音楽   小六禮次郎  ( 上映時間:1時間30分)
[パッテンライ]アニメーション出前上映の問い合わせは「須山氏」へ
  「温故創新の会」http://www.onkososhin.com/main/?page_id=25
【資料】
アニメーション”パッテンライ・南の島の水ものがたり”資料9ページ[pdf]
[パッテンライ]アニメーション出前上映の問い合わせは「須山氏」へ

2011年09月17日パネルディスカッション 「緊急節電の夏を乗り越えて・・・これからが本番、本当の省エネ技術」 ~電力不足問題、徹底討論!~
巨大津波災害と福島第一原発のメルトダウンによる電力不足をどのように対応すべきか?
大学技術士会連絡協議会と共催して、一昨年の東日本大震災での巨大複合災害被災体験から得られたエネルギー環境についての現状認識、模索し得る手段、知恵出しの事柄等について、多角的に討論できる講演を開催致しました。本講演は、大学技術士会連絡協議会として第2回目の合同講演会に当たります。
= 共催 =
 大学技術士会連絡協議会、桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 9号館921教室
= 講師 =
 財団法人省エネルギーセンター診断指導部長
 工学博士 駒井 啓一 氏
= コーディネーター =
 山口 豊  (技術士:建設部門、桜門技術士会)
        公益社団法人日本技術士会防災支援委員会
= パネリスト =
 掛川 昌俊 (技術士:機械部門、衛生工学部門 技術士稲門会)
 須藤 誠  (技術士:建設部門、桜門技術士会)
 山崎 泰廣 (技術士:電気電子部門 九州工業大学技術士会)
 高石 武夫 (技術士:機械部門、蔵前技術士会)
【資料】
パネル討論資料(パネリスト)21ページ[pdf]
電力問題(技術士稲門会)(掛川氏)14ページ[pdf]
電力問題(九州工業大学技術士会)(山崎氏)17ページ[pdf]
電力問題(蔵前技術士会)(高石氏)15ページ[pdf]

2011年12月07日講演 「日立水戸事業所G1タワー研究塔の概要と構造」(※ 資料は非掲載)
(株)日立製作所では、世界的な今後の建造物における高層化と大規模化にーずに応えるべく、ひたちなか市に世界一高さ:213mのエレベーター研究塔「G1TOWER」を平成22年に誕生させました。本フォーラムでは、我が国におけるエレベーター技術の現状とG1TOWERが担うエレベーター技術の将来について、施工者:清水建設(株)・日立オートモティブシステム(株)に講演願いました。
= 講師 =
 清水建設(株)
 日立オートモティブシステム(株)
 (株)日立製作所都市開発システム社
 (株)日立ビルシステム
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 1号館123会議室

2012年02月21日パネルディスカッション 「まもなく1年、東日本大震災の教訓」
~今後の大震災に備える~
一昨年の東日本大震災での巨大複合災害被災体験は、今後想定される天災に向けた貴重な教訓とし、役立てることが肝要でしょう。また、この様に図ることが犠牲者、犠牲者遺族や被災者の方々の思いに通ずることであろうと考えられます。
さて、それでは実際に「想定外」のなかで命を落とさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか・・・? 本講演ではこれをテーマとし、実被災地支援活動を行う多くの専門技術者のうちから、貴重であるそれら一部についての活動内容等を討論会形式にて講演願いました。今後に備える糧の一つとして頂けれるならば幸いです。
= 共催 =
 桜門工業クラブ、桜門技術士会
= 会場 =
 日本大学理工学部駿河台キャンパス 5号館524大会議室
= コーディネーター =
 山口 豊 (技術士:建設部門、桜門技術士会)
       公益社団法人日本技術士会防災支援委員会
= パネリスト =
   「~今後の大震災に備える~(第一報)」
        町田茂一 (技術士:建設部門)
        (株)レールウエイエンジニアリング総括部長
   「被災地において必要とされる環境測定事例」
        橋場常雄 (技術士:環境部門、総合技術監理)
        (株)環境管理センター取締役
   「東京都建築士事務所協会の役割と減災啓発活動」
        川島 啓道 (一級建築士)
         一般社団法人 東京都建築士事務所協会
   「東日本大震災 支援活動と課題について」
        山口 豊 (技術士:建設部門)
   「放射性物質を含有する廃棄物・土壌の埋立てについて」
        成島 誠一 (技術士:建設部門、総合技術監理)
         西武建設(株)NB研究会
【資料】
今後の大震災に備える(第一報)(町田氏)38ページ[pdf]
被災地において必要とされる環境測定事例(橋場氏)24ページ[pdf]
東京都建築士事務所協会の役割と減災啓発活動(川島氏)13ページ[pdf]
東日本大震災 支援活動と課題について(山口会長)10ページ[pdf]
放射性物質を含有する廃棄物・土壌の埋立て(成島氏)11ページ[pdf]
参考資料
技術士制度説明(技術士への道/技術者と技術士制度/修習技術者と修習)91ページ[pdf]
桜門技術士会会則
桜門技術士会 会則を表示
会史年表
4ページ[pdf]
歴代役員一覧
7ページ[pdf]
※ 会則により役員任期は2年ですが、PDFファイルに含まれない平成6年、
平成12年、平成14年については、役員改選の結果、前任期と変更がなかった
ことから割愛致しました。
編集後記
桜門技術士会設立20周年行事実行委員長  石井 良昌
桜門技術士会事務局長  関 貴司
発行者
桜門技術士会
事務局 連絡先
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