桜門技術士会の設立20周年をこころからお祝い申し上げます。
技術士の重要性が増す今日、多くの技術者から成る桜門技術士会の運営にご尽力されている関係各位に対して敬意を表したいと思います。
昨年3月に起きた東日本大震災は世界中に大きな衝撃を与えました。このときに,世界の人々が日本のために祈っていただき、また,被災した人達の態度に「ひと」としての尊厳を感じた賞賛の嵐が巻き起こり,われわれが世界から大きな勇気をもらったのは記憶に新しいところです。日本技術士会・防災支援委員会は3月末に『「東日本大震災」支援への日本技術士会の取組み』として「喫緊の課題」と「中長期的な課題」に分けて計10の支援活動を示し,それらは技術士会全部門での英知の結集や被災者の不安解消事項の相談、二次災害防止の提案や復興まちづくりでの自治体支援などでした。その内容は、機械、建設にはじまり衛生工学、環境、原子力・放射線など21部門と多岐にわたっており、こうしたところにも技術立国・日本、ものづくり・日本が見て取れました。厳しい国際競争にある日本の技術力を信じ、その力強い復活を信じる気持ちを認識する次第です。 |
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